みんなで盛り上がれる心理戦と言えば「人狼」がありますが、人狼を更にカジュアルににした「ワードウルフ」というゲームも中々面白いです。
そしてこのワードウルフは最低人数が「3人」からのパーティーゲームなんですが、暇つぶしを専業としている僕は、ワードウルフを二人、または一人で楽しむ方法を編み出してしまいました。
2人で遊ぶ場合はカップルで、一人で遊ぶ場合は暇つぶしにオススメです。
目次
ワードウルフとは
ワードウルフとは、複数人で議論し、仲間外れを探すゲームです。
例えば4人の参加者がいたとします。
参加者にはそれぞれ「トークテーマ」が与えられます。(トークテーマは口外禁止)
参加者A:タンバリン
参加者B:タンバリン
参加者C:トライアングル
参加者D:タンバリン
上記の場合、「参加者C」だけが仲間外れですね。
しかし、誰も他人のお題を知らない為、全ての参加者が「自分が仲間外れかもしれない」という状況です。
そしてゲーム開始と同時に話し合いを始め、「誰が仲間外れか」を炙り出します。
「初めて見たのは何歳くらいだった?」→「小学生」
「どこにある?」→「音楽室にあるよね」
などの当たり障りの無い会話から始め、次第に「カラオケにもあるよね」など、段々とシチュエーションを狭めていきます。
もしこの「カラオケ」というワードで全員が頷きだしたら、「トライアングル」を与えられた参加者Cは、「もしかして俺が仲間外れなんじゃね?」と気付き、多数派のトークテーマが「タンバリン」であることも見抜くでしょう。
そこまで行けば後はごまかすだけ。
そしてタイムアップ後、せーので仲間外れと思われるプレイヤーを指さします。(投票)
少数派の投票数が一番多かったら → 多数派の勝ち
多数派の誰かの投票数が一番多かったら → 少数派の勝ち
というのがワードウルフの流れです。
というように、ワードウルフは多数派と少数派に分かれて戦う為、最低でも3人の参加者が必要なパーティーゲームです。
ワードウルフを2人で楽しむ方法
ワードウルフの2人プレイ時のルールを説明します。
代表者が、画面を見ないよう画面を外に向けて勘で操作します。
(または、お題の部分だけ何かで隠せばやりやすい)
2人で話し合うのは、“自分と対戦相手のお題が同じか否か?”です。
(架空の)3人目のお題がなんであったかは全く関係ありません。
今回のケースでは、
プレイヤーA → 「キックボード」
プレイヤーB → 「セグウェイ」
でしたね。
というわけで、自分のお題を悟られずに、相手のお題が何かを導き出す必要があります。
そしてタイムアップ後、せーので「同じ」か「違う」のどちらかをコールします。
「同じ」 → 互いのトークテーマが同じだと推測
「違う」 → 自分とは違うトークテーマだと推測
もし両プレイヤーとも同じコールをしたら、そのゲームは引き分けです。
合っていても間違っていても引き分け。
しかしそれぞれ違うコールをした場合、勝負が始まります。
「同じ」とコールして、本当に二人のテーマが同じだった場合は「同じ」とコールした方が勝利。
「違う」はその逆。
本来のワードウルフは「少数派を炙りだすゲーム」ですが、このルールでは「対戦相手のトークテーマを推測しつつ、自分のトークテーマは悟られないようにする」というまた別ベクトルの心理戦が楽しめます。
実際に何が起こるのか?
以前プレイした時、僕のテーマは「チョコレート」でした。
そして対戦相手と話し合いを進めていくうち、
「“それ”は甘い」
「“それ”は茶色であることが多い」
「“それ”は四角い」
という共通点を持つことが分かりました。
僕は「相手もチョコレートだ」と確信。
そして宣言タイムになったので、僕は「同じ」とコール。
相手も「同じ」とコール。
答え合わせの為にそれぞれのテーマを暴露すると、相手はなんと「ティラミス」でした。
言われてみれば、「それは何色?」という話題になった時、相手はかなり迷って「茶色」と言っていました。(ティラミスは何層にもなっているので茶色一色ではない)(逆に、“ホワイトチョコ”とかを加味して考えていると捉えてしまった)
というように、プレイ中の心境を確認し合う「答え合わせタイム」も楽しめます。
追加ルール:公平を期すため、質疑応答は交互にする
「何色?」とか「初めて見たのはいつ?」みたいな質問は、先に答えた方が圧倒的に不利です。
例えば先ほどの例だと、「色はマーブル模様」と答えられたら、僕は明らかに「相手はチョコレートじゃない」と悟ります。
そして自分が答える際に「確かにマーブル模様が多いね」と嘘をつけば良い。
それを回避するため、質疑応答は交互にするというルールを設けるとフェアになります。
では次項からいよいよ「ワードウルフを一人で楽しむ方法」を紹介します。
ワードウルフを一人で楽しむ方法
はい。ここまで。
とりあえずお題は「かみひこーき」でした。
プレイヤーは、この「かみひこーき」に対して、もう一つのお題は何なのかを推理します。
それだけ!
つまり、対戦相手はこのアプリの開発者です。
「何が面白いんだ?」と思われるかもしれませんが、やってみるとこれが結構面白い。
まず、ワードウルフは2つのお題がかけ離れていることはありません。
「チョコレートとティラミス」のように、似ているもの同士がピックアップされます。
しかし「簡単に推測されない」ように工夫もされています。
例えば先ほどの「キックボード」の時も、「スケートボード」とかだったら安直な気がしますが、「セグウェイ」はちょっと予測しにくい。(人によると思いますが)
それらを踏まえて「かみひこーき」の相方は何なのかを予測します。
出来るだけ長く時間をつぶすため、複数の回答を用意し、それらを優先順位準に並べましょう。
僕の場合は・・・
①折り鶴
②紙粘土
③折り紙
④飛行機
という予測を立てました。
またワードウルフは、場が膠着した時の為に
「それを初めて見た時どう思った?」
「それは何色?」
などの質問が用意されています。
お題によっては質問とかみ合わない場合もありますが、基本的には違和感無く答えられるようセッティングされています。
もし「それを作ったことはある?」みたいな質問があると想定したら、「飛行機」という答えはおかしいですね。
だから「かみひこうき」と「飛行機」がペアである可能性は、あるとは言え少ないと踏み、④番目の優先順位にしました。
と、いろいろ考えながら答えを導き出します。
では、答えを見てみましょう。
なんでやねん。
【孤独】多人数向けゲーム「ワードウルフ」を2人、または1人で遊ぶ方法を編み出した:まとめ
というわけで、「ワードウルフ」を2人または1人で遊ぶ方法を紹介しました。
1人の場合は、まずは何度か通常モードでワードウルフをプレイする必要がありますね。
いくらか「開発者の癖・傾向」を知らないと、全く予測を立てられません。
ただ、ワードウルフはプレイすればするほどお題が枯渇していきます。
なんだかんだ言って多人数でプレイする方が圧倒的に面白いので、1人や2人でプレイして、貴重なお題を使い切ってしまうのは少し勿体ないですね。
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