htmlやcss等のコーディングを爆速にしてくれるプラグイン「Emmet」。
Emmet自体はエディタに依存していないサービスで、AtomやVS Codeなど、有名なエディタであれば基本的に使えます。
今回は、Emmetの中にある「wrap with abbreviation」というマニアックなコマンドについて紹介します。
・Sublime textで急に「選択範囲を任意のタグで囲む」が使えなくなって困っている
・Emmetをもっと使いこなしたい
・ついでに「Sublime text」を使いこなしたい
まず・・・Sublime Text3で「wrap with abbreviation」が使えない問題
今まで何の問題も無く「“選択範囲を任意のタグで囲む”が使えてたのに急に使えなくなった」という方、以下の手順を試してみてください。
ツールバーから、
と進み、開かれたファイルに以下のコマンドを追加する。
{ "keys": ["ctrl+shift+d"], "command": "emmet_wrap_with_abbreviation" },
※「ctrl+shift+d」の部分は任意です。
既にEmmetがインストールされているのであれば、これで今まで通り使えるはずです。
ちなみに、なんで急にEmmetの「wrap with abbreviation」が使えなくなったのかは分かりません。
単なる不具合かな?
ただ、筆者はこの機能を酷使していたし、しかもそもそもこの機能が「wrap with abbreviation」ってコマンド名である事も知らなかったので、解決するのに相当苦労しました。
参考にしたサイト:sublimetext3 – How to bind emmet “wrap with abbreviation” in Sublime 3? – Stack Overflow
似たような質問をするユーザーも多かったけれど、解決策が“「shift + alt + w」で似たような事ができるよ”というものばかり出てくる。
でも「shift + alt + w」で起動する「Wrap with tag」というコマンドは、Emmetのこれと比べてめちゃくちゃ不便。
だから本質的な解決になりません。
というわけで、「Sublime Text3でのEmmetが急に不便になって困ってる!」という過去の僕への回答でした。
次項より、「Emmetの便利な使い方」について紹介します。
Emmetってすげー便利だよ
こちらの動画をご覧ください。
上記動画は、正に「wrap with abbreviation」を使って、選択した文字列をタグで囲んでいます。
動画内で入力した文字列は以下の通り。
内容を理解するまでは大変かもしれませんが、慣れたら爆速でコーディングできます。
使い方は非常に簡単。
デザインデータや原稿にある
・アイテム2
・アイテム3
・アイテム4
・アイテム5
という文字列をそのままエディタにコピペして、エディタに登録したショートカットキーで「wrap with abbreviation」を呼び出し、例の展開文を入力してしまえば完了。
1行1行作業していく手間が省けます。
Emmetには他にもいくつかの機能がありますが、とりあえず「wrap with abbreviation」だけでも覚えてみてください。
コーダーの義務です。
おしまい。