記事タイトルに付いている「逆に」の意味が分からない人も多いと思いますが、まず僕は「マックが使いにくい」という記事を書いています。
※関連記事は最後にまとめて紹介しますこの記事は1年近く前に執筆しており、今考えるといくらか解決していることや「WinとMacっはOSの考え方が違うから、別のアプローチを探すべきだ」と納得している箇所もあります。
しかし当時の僕の苦悩もそれなりに財産なので、そちらの記事には解決策だけを付け加えて、問題個所はそのまま残しています。
しかしあれから更にMACを使い続けて、「意外とMACって便利かも」と思えてきたので今回はそれをまとめます。
※ただし飽くまでweb製作の現場に限った話をしますので、「MACはトラックパッドが使いやすい」とかそういう話はしません。業務で毎日数時間PCを使うとなると、明らかにマウスの方が負担が軽いので。
※あと、基本的には「Windowsとの比較で気付いた事」をまとめています。
目次
MACの使いやすい点①保存先の指定が簡単に出来る
〇Winの場合
フォトショでも何でも良いので、何かのファイルを作成し「書き出し(例:jpg)」として保存するとします。
何の条件か分かりませんが、保存先を選ぶ際に「フォルダパスが表示される場合」と「フォルダパスが表示されない場合」があります。
「フォルダパスが表示される場合」→通常版のエクスプローラー
「フォルダパスが表示されない場合」→簡易版のエクスプローラー
とします
「通常版のエクスプローラー」は、文字通り通常のエクスプローラーと同じ表示項目となっているので、サイドバー等から該当するフォルダに直接アクセスできるし、ウィンドウ上部のフォルダパスに直接ディレクトリ文字列をペーストが出来ます。
しかしそれが表示されない「簡易版のエクスプローラー」の場合、一々プルダウンから保存先のディレクトリを辿る必要があります。
これはめちゃくちゃメンドイです。
いかなる時でも「cmd opt G」同時押しでディレクトリパスが表示されるので、そこに保存先のフォルダパスを入力すれば簡単にジャンプしてくれます。
また、いかなる時でもサイドバーが機能しているので、事前にサイドバーに登録しておいた項目から簡単にジャンプできます。
Winで言えば、確実に「通常版のエクスプローラー」が表示されるということ。
フォルダやファイルを選択した状態で「cmd opt c」のショートカットで簡単にフォルダパスのコピーが出来る。
簡易版のエクスプローラーが使いにくい → 解決策があった
①まずフォルダパスをコピー
②「簡易版のエクスプローラー」の「ファイル名」のところに、さっきコピーしたフォルダパスをペースト
③「保存」をクリックすると、そのフォルダまでジャンプする
「保存する」をクリックしてフォルダ移動するとは・・・
これも中々の初見殺しです。
MACの使いやすい点②ファインダーの横向きレイアウトが使いやすい
Winの「エクスプローラー」に該当するのが「Finder」ですね。
そしてそのFinderは、ありがたい事に初期状態で「表示形式」を選択することが出来ます。
Finderには「アイコン」「リスト」「カラム」「Cover Flow」の4つの表示形式があります。
そしてこの中の「カラム」が鬼の使いやすさです。
上記画像のように階層が右に向けて深くなっていくのですが、これが単純に使いやすい。
業務スピードが上がる素晴らしい設計だと思います。
MACの使いやすい点③標準Previewソフトでメジャーが使える
標準プレビューソフトでメジャーが使えます。
だから手軽に余白確認とかが出来ます。
Winでは、該当するjpeg等を一旦フォトショで開いて余白確認とかしてましたが、Macはこのプレビューで数秒で要件を済ませられる。
MACの使いやすい点④標準でpsdとかのサムネが見れる
Macだと標準でpsdとかイラレのサムネイルが表示されます。
Winでもフリーソフトを使えば可能ですが、そういった手間をかけずにサムネが見れるのは結構テンションが上がります。
そして「サムネが見れる」というのは業務効率化に大いに貢献しています。
というわけで、「Macの使いやすい点」はとりあえず以上です。
余談:「OSごとにアプローチが違う」という考え
大前提として「僕は普段からWindowsを使っている」という事実があります。
よって「MACが使いにくい」という記事で紹介した内容は、一部のバグを除きほぼ全て「Windowsと比較した結果」である事に違いありません。
上記記事のコメント等で「MACとWindowsはそれぞれOSが違うんだから、それぞれのアプローチに対してユーザーが慣れるべき」というアドバイスを頂き、果てはそれぞれのインターフェースのベクトルをある程度理解し、今では「MAC」というガジェットに対し寛容な気持ちで接しています。
自分が新たな見地に立てた理由の一つに以下の記事がありましたので、抜粋文と共に紹介します。
二面性。
芸術家、アーチストのためのものであるMacのGUIには拡張子なんてものは必要ありません。そんなものは知らなくて良いのです。
ドットファイルも同じです。そのようなものは見える必要すらないのです。
そしてGUIの操作は直感によって行うべきものです。いちいちショートカットを覚えてするようなものではありません。
面白い。
Twitterなどで頂いた「マックが使いにくい」へのコメントにて、「その考え方はMAC向きじゃない派」と「それはコマンドラインで解決することばかり派」の書き込みが目立ちました。
正に上記の記事で紹介されている通り。
「その考え方はMAC向きじゃない派」→ Winで出来たことをMacでも出来るようにするという考えをあきらめよう
「それはコマンドラインで解決することばかり派」→ エンジニア的知識があること前提
これらのアドバイスは僕にとって大きな自信に繋がりました。
今まで僕が苦手としていた「ターミナル」と対峙する時が来たのです。
とりあえずそんな感じで頑張ります。
逆に「MAC(マック)の使いやすい点」をまとめる:まとめ
「業務」としての使用限定で「Macの使いやすさ」をピックアップしました。
もしかしたらもっとあるかもしれませんが、今熱意を持って書けるのは以上です。
とりあえずWindowsの「簡易版のエクスプローラー」の問題だけはなんとかして解決したいところ。
記事中に登場したリンク: